寝ている間にナイトガードが外れるのはなぜ?原因と対処法、フィット感の重要性を解説
「朝起きたら、ナイトガードが口から外れていた」
「寝る前にはしっかり装着したはずなのに、枕元に落ちている」
「使い始めた頃は大丈夫だったのに、最近ゆるくなってきた気がする」
歯ぎしり・食いしばりによる歯への負担を考えてナイトガードを使い始めたものの、睡眠中に外れてしまうことに悩んでいる方は少なくありません。
せっかくナイトガードを装着して寝ても、睡眠中に外れてしまえば、「これで大丈夫なの?」と心配になりますよね。
では、なぜナイトガードは外れてしまうのでしょうか。
実は、単に「寝相が悪い」だけとは限りません。
ナイトガードそのもののフィット感や変形、歯並びの変化、作り方など、さまざまな要因が考えられます。
今回は、ナイトガードが寝ている間に外れる主な原因と、確認したいポイントをわかりやすく解説します。
そもそもナイトガードは簡単に外れるもの?
ナイトガードは、主に睡眠中の歯ぎしりや食いしばりによって上下の歯が直接接触することを避け、歯や補綴物などへの負担を考えるために使用されるマウスピースです。
装着したときに適切にフィットしていれば、通常の睡眠中に簡単に外れてしまうことはあまり望ましい状態とはいえません。
とはいえ、
「絶対に外れないほど強く締め付ければいい」
ということでもありません。
ナイトガードには、
外れにくさと、無理なく装着できるフィット感のバランス
が重要です。
強く締め付けすぎれば歯に痛みや圧迫感が生じることがありますし、反対に緩すぎれば睡眠中に外れやすくなります。
原因① ナイトガードが歯に合っていない
最初に確認したいのが、ナイトガードと自分の歯列がきちんと合っているかです。
人の歯並びは一人ひとり違います。
同じように見える歯列でも、
- 歯の大きさ
- 歯の角度
- 歯列の幅
- 凹凸
- 歯と歯の間隔
などは異なります。
そのため、自分の歯列とナイトガードの形状が十分に合っていなければ、保持力が弱くなり、寝ている間に外れやすくなる可能性があります。
特に既製品の場合は、多くの人が使用できるよう汎用的な形状になっているものがあります。
「装着はできるけれど、フィットしている感じがしない」
という場合には、形状が自分の歯列に十分合っていない可能性も考えられます。
原因② ナイトガードがゆるい
装着したとき、
「カチッと収まる感じがなく、簡単に動いてしまう」
場合には注意が必要です。
たとえば、
- 舌で押すと簡単に外れる
- 口を開けただけで落ちそうになる
- 手を使わなくても外れる
- 装着した状態で左右に動く
- 購入時より明らかに緩く感じる
といった状態です。
ナイトガードが十分に保持されていなければ、睡眠中の口や顎の動きによって外れてしまうことがあります。
原因③ 歯型採取が正確にできていない
自分で歯型を採取して作製するタイプでは、歯型の精度もフィット感を左右する重要なポイントです。
歯型を採る際、
- 歯列全体が十分に入っていない
- 印象材への押し込みが不十分
- 歯型が途中で途切れている
- 採取中にトレーが動いてしまった
- 歯の形が不鮮明になっている
といった状態では、正確なマウスピースを作りにくくなることがあります。
だからこそ、自宅で歯型を採取する場合でも、歯型が適切に採れているかを確認してから製作工程へ進むことが重要です。
原因④ ナイトガードが変形している
「最初はぴったりだったのに、最近外れるようになった」
という場合には、ナイトガード自体の状態を確認してみましょう。
マウスピースに使用される素材によっては、熱などの影響を受けることがあります。
たとえば、熱いお湯で洗ったり、高温になる場所に置いたりすると、素材によっては変形する可能性があります。
わずかな変形でも、歯とのフィット感に影響する場合があります。
使用開始時には問題なかったのに急に緩くなった場合は、
「マウスピースの形が変わっていないか」
も確認してみてください。
原因⑤ 長期間の使用による摩耗や劣化
ナイトガードは毎晩使用するものです。
しかも歯ぎしりや食いしばりがある方の場合、マウスピースには継続的に力が加わります。
長期間使用すると、
- 表面が削れる
- 一部が薄くなる
- ひび割れる
- 穴が開く
- 形状が変化する
といったことがあります。
劣化や変形によって保持力が変われば、以前より外れやすくなる可能性があります。
「以前は外れなかった」という場合ほど、現在の状態をチェックしてみましょう。
原因⑥ 歯並びや口腔内の状態が変化した
変わるのはナイトガードだけではありません。
自分の口の中が変化している可能性もあります。
たとえば、
- 新しく詰め物や被せ物をした
- 歯科治療を受けた
- 歯を抜いた
- 矯正治療をした
- 歯並びが変化した
などです。
ナイトガードを作製したときの歯型と現在の歯列が異なれば、当然フィット感も変化する可能性があります。
歯科治療後に突然合わなくなった場合には、無理に使い続けないようにしましょう。
原因⑦ 睡眠中に無意識に外している
意外に思われるかもしれませんが、
寝ている間に自分で外している
可能性もあります。
マウスピースを使い始めたばかりの頃は、口の中に異物があることに慣れていません。
そのため睡眠中に違和感を感じ、無意識に手で外してしまうことがあります。
「朝起きたら枕元にきれいに置いてあった」
という場合には、自分で外した可能性も考えられます。
使用開始直後でフィット自体に問題がなければ、装着感に慣れることで変化するケースもあります。
ただし、強い違和感や痛みを我慢して使い続ける必要はありません。
外れるナイトガードをそのまま使っても大丈夫?
毎日のように外れてしまう場合には、
「とりあえず口に入れておけば大丈夫」
とは考えず、原因を確認することをおすすめします。
特に、
- 以前より明らかに緩くなった
- 装着しても安定しない
- 変形している
- ひびや亀裂がある
- 穴が開いている
- 一部だけ強く歯に当たる
- 装着すると歯や顎が痛い
といった状態では注意が必要です。
自分で削ったり、熱を加えて形を変えたりするのも避けた方がよいでしょう。
「外れないように強く締め付ける」のも正解ではない
ここで注意したいポイントがあります。
外れるのが嫌だからといって、
「できるだけキツいナイトガードにすればいい」
わけではありません。
ナイトガードは毎晩、数時間にわたって装着するものです。
必要以上に圧迫している状態では、快適に使用できません。
重要なのは、
きついか、緩いかではなく、自分の歯列に適切にフィットしているか。
ナイトガード選びでは、この考え方が非常に重要です。
市販品とオーダーメイド、フィット感の違いは?
ナイトガードを探すと、さまざまな商品が見つかります。
大きく分けると、
既製タイプと歯型をもとに作るタイプ
があります。
既製タイプは手軽に購入できることがメリットです。
一方、歯型から作るタイプは、一人ひとり異なる歯列をもとにマウスピースを製作します。
毎晩使うことを考えると、
「自分の歯にどうフィットするか」
はナイトガード選びで確認しておきたいポイントのひとつです。
Teethcleanなら自宅で歯型を採ってオーダーメイド
「既製品を使ってみたけれど、フィット感が気になる」
「寝ている間に外れにくい、自分の歯型に合わせたものを使いたい」
「オーダーメイドには興味があるけれど、忙しくて何度も通院するのは難しい」
そんな方に知っていただきたいのが、Teethcleanのオーダーメイドマウスピースです。
Teethcleanでは、自宅で歯型を採取して、その歯型をもとにマウスピースを製作します。
基本的な流れは、
- 自宅に歯型採取キットが届く
- 自分で歯型を採取する
- 採取した歯型を返送する
- 歯型をもとにマウスピースを製作
- 完成したマウスピースが自宅に届く
というもの。
歯科医院へ何度も通う時間を取りにくい方でも、自宅からオーダーメイドのマウスピースを注文できます。
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歯型を正しく採ることが大切
自宅採取型のオーダーメイドマウスピースでは、
歯型採取が非常に重要です。
「自宅でちゃんと採れるの?」
と不安に感じる方もいるでしょう。
ポイントは、自己判断で不十分な歯型のまま製作へ進めないことです。
歯列の形状が十分に再現された歯型をもとに製作することで、一人ひとりの歯列に合わせたマウスピースを作ることができます。
ナイトガードが外れるときのチェックリスト
朝起きたらナイトガードが外れていたら、まず次の点を確認してみましょう。
- 装着したときに簡単に外れないか
- 左右に大きく動かないか
- 購入時より緩くなっていないか
- 変形していないか
- 亀裂や穴がないか
- 最近、歯科治療を受けていないか
- 歯並びに変化がないか
- 装着時に強い痛みがないか
「毎晩外れる」「以前とは明らかに違う」という場合には、単なる寝相の問題と決めつけず、ナイトガード自体の状態を確認してみてください。
こんな場合は歯科医院へ相談を
ナイトガードが外れるだけでなく、
顎や歯に症状がある場合は別です。
たとえば、
- 顎が強く痛む
- 口を開けにくい
- 歯が痛い
- 歯がぐらつく
- 噛み合わせが急に変わった
- 顎関節に強い違和感がある
- マウスピースを装着すると症状が悪化する
といった場合には、ナイトガードだけで対処しようとせず、歯科医師へ相談してください。
ナイトガードは診断や治療の代わりになるものではありません。
まとめ|ナイトガードが外れるなら「フィット感」を確認しよう
寝る前には装着していたのに、朝起きるとナイトガードが外れている。
その原因は一つとは限りません。
歯列とのフィット不足、ナイトガードの緩み、変形や劣化、歯並びの変化、あるいは睡眠中に無意識に外していることなど、さまざまな可能性があります。
だからこそ、
「外れるから、もっとキツいものにする」
ではなく、
「自分の歯型にきちんと合っているか?」
という視点で考えることが大切です。
ナイトガードは毎晩、長時間使うもの。
だからこそ、自分の歯列に合わせたフィット感を考えて選びたいところです。
Teethcleanでは、自宅で採取した歯型をもとにオーダーメイドのマウスピースを製作しています。
既製品のフィット感が気になる方、自分の歯型に合わせたナイトガードを探している方は、Teethcleanをチェックしてみてください。
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用語解説
ナイトガード
主に睡眠時に装着するマウスピース。歯ぎしり・食いしばりなどによる歯や補綴物への負担を考慮して使用されます。
歯ぎしり(ブラキシズム)
上下の歯を接触させたり、こすり合わせたりする動作などを指します。睡眠中に本人が気づかない状態で起こる場合があります。
食いしばり
上下の歯を強く噛み合わせる状態。音が出ない場合もあり、本人や周囲が気づきにくいことがあります。
フィット感
マウスピースが歯列にどの程度適合し、安定して装着できるかという感覚を指します。
免責事項
本記事は、ナイトガード、歯ぎしり、食いしばり等に関する一般的な情報提供を目的としたものであり、医学的な診断・治療を目的とするものではありません。
ナイトガードの適否や必要な治療は、口腔内や顎関節等の状態によって異なります。歯や顎の痛み、開口障害、噛み合わせの変化などの症状がある場合は、自己判断せず歯科医師等へご相談ください。
また、使用中に痛みや強い違和感が生じた場合や、マウスピースが著しく変形・破損している場合は、無理に使用を継続しないでください。

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